【tdr1920】「眠れる森の美女」マレフィセントのデザインに使用されたもの

1959年に公開された映画「眠れる森の美女」

本作のヴィランと言えば、漆黒の衣装をまとう魔女「マレフィセント」ですね。

2014年にはマレフィセントをメインにした実写映画「マレフィセント」が公開され、話題を集めたのは記憶に新しいかと思います。

さて、マレフィセントは黒い衣装にねじれた角というインパクト大の独創的な姿をしています。

一目見ただけで忘れられない、まさに悪役、悪女、だと解るキャラクターデザインですが、このデザインには様々なものがモチーフとして起用されています。

まずは、特徴的な角。

マレフィセントの頭部には捻れた大きな角が2つあります。

この角は悪魔をイメージしたもの。

古くから描かれてきた悪魔達の頭には、鋭く捻れた角が描かれてきました。

その角が連想させる恐怖、悪魔感がマレフィセントのデザインに合ったわけです。

・・・ちなみに、悪魔の角は山羊がモチーフなので、マレフィセントの角も山羊がモチーフということになります。

襟の部分はコウモリがモチーフ。

コウモリの羽根を広げた姿を取り入れたわけです。

コウモリもまた、古くから負のイメージがありますから、ヴィラン役にはピッタリの材料と言えます。

そして、腕の動きでバサッと広がるローブは中世チェコの衣装をモチーフにしたもの。

モチーフ元となった衣装はイラストレーターのマーク・デイヴィス宅にあり、それを元に裾がギザギザになった漆黒のローブが描かれました。

魔女と言うだけあって、悪魔だ、コウモリだと、古くからの負のイメージが盛り込まれたマレフィセント。

そうやって考え込まれたデザインだからこそ、多くの人々に認知されるようなヴィランとして残ったのでしょうね。

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