【tdr1507】実写「ジャングル・ブック」で無名の子役が主役に選ばれた理由とは

1967年10月18日(日本では1968年8月6日)に公開されたディズニーのアニメーション映画「ジャングル・ブック」

公開から約50年の月日を経て実写化され、2016年4月15日(日本では2016年7月27日)に実写版「ジャングル・ブック」が公開されたのは記憶に新しいですね。

さて、この実写版は主人公のモーグリ以外は全てCGで、唯一のキャストである子役は無名の少年が演じたことで話題を集めました。何故、“無名の少年”が大役中の大役に選ばれたのでしょうか?

モーグリ役に選ばれたのはニューヨーク出身のインド系アメリカ人「ニール・セディ」君(10歳)。過去に一本のみ短編映画に出演したことがある“だけ”で、演技は殆ど未経験・・・なのにも関わらず、彼がこの役をゲットできたのにはいくつかの理由がありました。

ひとつは彼の持つオーラと愛嬌のある可愛らしさ。

そして、何よりモーグリに似ており、ナチュラルでエネルギッシュであることが決め手でした。

バスケにフットボールが好きで、テコンドーを習っているというニール君。

たまたま、インドのダンスのレッスンを受けた際に勧められたオーディジョンを受けた際、パフォーマンスを見た審査員から「エネルギーにあふれてるね」 と褒められ、「スポーツが得意なら、その動きをやって見せて」と指示されました。

そこで“テニスを打ち返す動き”や“テコンドーの型”を見せたところ、 役柄を上手に演じるというよりも“ナチュラルな少年”らしさが評価を受け、合格しました。

ニール君はモーグリを演じるにあたり、旧作を見て役作りをする、というようなことはしませんでした。

モーグリの頑固でエネルギッシュで自信満々な性格はニール君と似ているそうで、撮影前は走ったりジャンプしたりなどのトレーニングだけをし、素の自分を出して撮影に挑んだと語っています。

そうして見事大役を果たしたニール君。撮影裏では100人ほどいたスタッフの名前全てを覚え、それぞれの家族とも話をしたといいます。

そんな彼のプロフェッショナルな姿勢に監督のファブロー氏も絶賛しており、「賢い子なので、これから色んな物語に挑戦してほしい」と今後の活躍に期待を寄せました。

まだまだ演技の経験は浅いニール君ですが、大物俳優になること間違いなし。

これからどんな演技をしていくのか注目ですね。

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