【tdr1508】「チェシャ猫」の名前の由来は何?

ディズニー映画「ふしぎの国のアリス」に登場するキャラクター“チェシャ猫”

にやりと笑う姿と、紫色の縞模様が特徴的な猫のキャラクターですね。

原作においても歯を見せて笑ったり、笑いを残して消えたり、普通の猫ならざる姿を見せていますが、何故、チェシャ猫というキャラクターが生まれたのでしょうか・・・?

実は原作者ルイス・キャロルが作品を書いていた当時、「チェシャ猫のように笑う(grin like a Cheshire cat) 」という慣用句がありふれた表現として存在していました。

つまり“歯を見せてニヤニヤ笑う”ことを意味するのですが、その慣用句から“チェシャ猫”が生まれました。そのためニターと笑う猫のキャラクターになった訳です。

しかし、この「チェシャ猫のように笑う」という慣用句が生まれた経緯は未だ謎が多く、現在は大きく分けて3つの説で議論されています。

1:チェシャ州の地形がアゴのような形をしているため。(アゴ州とも呼ばれることがある)

2:チェシャ州で作られていたチェシャチーズが一時期猫の形をしていたため。→チェシャ州の首都チェスターに住んでいた「ジョナサン・キャザレル」という人物は怒ると歯をむき出す癖があり、チェシャチーズの猫が歯を見せて笑っているのは彼の貢献を称えたものとも言われている。

3:チェシャ州にいた一人の看板描きが宿屋の看板に吠えるライオンを描いたものの、笑っている猫の顔にしか見えなかったため。

これら3つの説が有力と言われているのですが、真相は明らかではありません。

チェシャ猫そのものも正体のつかめないところがありますが、その名前の由来になった慣用句もまた出所が解らないとは・・・まさにチェシャ猫にピッタリの名前といえますね。

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