【tdr1380】余命わずかなファンのために行われたスター・ウォーズ上映会

シリーズ一作目が公開された1977年から約40年、超大作スペースオペラシリーズとして君臨している「スター・ウォーズ」

2015年12月18日には最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が公開され、新世代にも新たなファンが生まれています。

40年間の時を経てもファンが増え続ける超大作ですから、その最新作をどうしても見たい・・・というファンも多かったことでしょう。

今回はそんな一人のファンの話をご紹介します。

アメリカ・テキサス州にダニエル・フリートウッドさん(当時32歳)という男性が住んでいました。彼はスター・ウォーズの大ファンで、最新作を見たいと熱望していたのですが・・・2015年9月に余命2カ月を宣告。

最新作を見ることは絶望視されました。

そんな彼を不憫に思った家族や友人が、最新作を見るという夢を叶えるためにFacebookで「#ForceForDanie」というキャンペーンを展開。

それを偶然「フォースの覚醒」に出演したルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルやジョン・ボイエガがツイートして拡散され・・・遂にはJ.J.エイブラムス監督の耳にも届きました。

そして11月2日、余命わずかな彼の元にJ.J.エイブラムス監督本人から上映の申し出があり、翌3日、ダニエルさん宅で未完成版の上映会が行われました。

未完成版とはいえ、最新作を見るという夢をかなえたダニエルさんは鑑賞から4日後に死去。

11月9日には妻アシュレイさんがフェイスブックにて、「ダニエルは最後の最後まで本当によく戦ってくれました。彼は今、死んで神とフォースと共にあります。安らかに深い眠りにつきました。彼は常に私のアイドルで、ヒーローであり続けるでしょう」と投稿し、その死を知ったジョン・ボイエガはツイッターで弔いのコメントを投稿しました。

実はJ.J.エイブラムス監督にとって、余命わずかなファンのために作品を公開することは今回が初めてではありません。2013年、映画「スター・トレック イントゥ・ダークネス」もファンのために未完成版を上映しています。

そうしたファンのために願いを叶えようとする姿は本当に素晴らしいですね。

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