【tdr0023】シンデレラ城のモデルは何?

シンデレラ城と言えば、東京ディズニーランドが開園した当初から、ディズニーパークのシンボルとして親しまれてきた巨大建造物です。その高さはなんと51メートル。しかも上に向かうにつれ、石垣や窓、扉の大きさが徐々に小さくなる「強化遠近法」が用いられているため、実際よりも高く見えるようになっており、直接見た時の迫力たるや感動ものです。

さて、そんな「シンデレラ城」、当たり前のことですが、アニメ映画「シンデレラ」に登場する城がモチーフになっています。では、そのモチーフとなった城は何がモデルになっているのか、考えたことはあるでしょうか?

巷でよく聞くのがドイツにある「ノイシュヴァンシュタイン城がモデル説」ですが、これは間違い。正確には「眠れる森の美女」に登場する城のモデルとなった城の1つです。1つというのは「モデルが複数ある」ということで、それらモデルとなった城はヨーロッパに存在します。

そして「シンデレラ城」も「眠れる森の美女の城」と同様、複数の城がモデルになっており、すべてフランスに実在するものがモデルになっています。

○ユッセ城
(アンドル=エ=ロワール県/「眠れる森の美女」が執筆された城)
○フォンテーヌブロー城
(セーヌ=エ=マルヌ県/フランスで最も大きな宮殿)
○ヴェルサイユ宮殿
(イヴリーヌ県/フランス王ルイ14世が建てた宮殿)
○シュノンソー城
(アンドル=エ=ロワール県/ロワール渓谷内シュノンソーにある城)
○シャンボール城
(ロワール=エ=シェール県/フランソワ1世のために建てられた城)
○ショーモン城
(ロワール=エ=シェール県/ショーモン=シュル=ロワールで最初の城)

すべて歴史的に価値があり、見事な建造物です。これらをモデルにしているのだから、シンデレラ城があれほどまでに魅力的なのも納得です。次に訪れる際には、細かな装飾や外観、内装をしっかり見るのもいいかもしれませんね。

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