【tdr1564】「トイ・ストーリー」グリーン・アーミー・メンはこうして生まれた!

1995年に公開されたピクサーの代表作「トイ・ストーリー」

沢山の玩具が登場する物語である本作ですが、ピクサーがアニメーション制作過程で最初に取り掛かったのは、緑色の小さな兵隊たち“グリーン・アーミー・メン”のシークエンス(一連の流れ)だったそうです。

アメリカではお馴染みの玩具である“グリーン・アーミー・メン”

大きさは5センチほどで、両足が一枚の板で繋がっている形状をしています。

そのため、動きも他の玩具とは異なり、単純でありながら複雑な動作を《理解》しなければなりませんでした。

そこで「トイ・ストーリー」の制作に深く関わっていたピート・ドクターはスニーカーの靴底に木の板を釘うち、シミュレーションを行ったのです。

しかし、シミュレーション初挑戦の際、足に釘が刺さるアクシデントが発生。

足に釘が刺さらないよう試作品をいくつか作り、完成後はその靴を履いて一日中動き回り、動き方を研究したといいます。

トイ・ストーリーの世界そのものはファンタジーですが、リアルな動きを追求し、表現する力があってこそ、キャラクターが息づくというもの。

ピクサーはそうしたフィクションだけどリアルな世界観作りに徹底しているのですね。

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