【tdr1936】「塔の上のラプンツェル」ゴーテルは転落死ではない?

2010年11月12日(日本では2011年3月12日)に公開された映画「塔の上のラプンツェル」

ディズニーの長編アニメーション映画の記念すべき50作目であり、初めて3Dで描かれるプリンセスストーリーでもあります。

本作のディズニー・ヴィランズは「ゴーテル」

若さと美しさに固執する余り、ラプンツェルを18年も塔に閉じ込めた悪役です。

ラプンツェルの育ての親・・・ではあるものの、大事にしているのラプンツェルの髪に宿る「金色の花」の力だけで、ラプンツェルに対して愛情はゼロ。

鏡を見ては自分の美しさを確認しようとする様は、シンデレラの王妃を連想しますよね。

さて、ゴーテルは「金色の花」の力で若さと美しさを保っていましたが、実際の年齢は400歳。

一言で老婆と言い切れないほどの年を重ねています。

そのため、ファッションセンスも時代錯誤しており、着用しているドレスは映画の時代より数百年前のルネッサンス期のデザインになっています。

つまり、登場してすぐに「この時代の人間ではない」ということをネタバレしているわけです。

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そんな超高齢のゴーテル、最期は「金色の花」の力が解け、老婆の姿をさらして塔の上から転落しましたが・・・実は死因は転落ではなく、「老衰」。

地面にぶつかる直前、彼女の体は灰になり、跡形もなく消えてしまいました。

実際、人間は400年も生きていられません。

とっくに体は限界を迎え、土になっているはずなのに「金色の花」の力で無理矢理維持していました。

その力が解けたのですから、それと同時に灰になってしまうのは納得の表現ですよね。

ディズニー・ヴィランズといえば、転落死だったり、自滅だったり、因果応報な死に方が多いですが、このように“老衰”で死ぬのは初めてのこと。

ゴーテルは人一倍若さ、美しさに固執していましたから、自分が忌み嫌う姿で亡くなるのはゴーテルの因果応報ともいえますね。

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