【tdr0713】東京ディズニーシーの隠れたジョークを探そう
東京ディズニーシーの「アメリカンウォーターフロント」では19世紀初頭のニューヨークの街並みが再現されています。
その見事に再現されている街並みの中には、見方によっては思わずニヤリとしてしまうジョークが隠れている事を皆さんはご存知でしょうか?
ここでは3つの街並みに関するユニークなジョークを紹介します。
1つ目は、「高級毛皮店」のビルに野生動物保護団体の事務所が同居していること。
東京ディズニーシーの左手方向には「マクダックス・デパートメントストア」があります。その建物に向かって左側の通り、ブロードウェイに面した右側の建物には様々なショップが並んでいます。
あるショップには「COUTURE FURRIER(高級毛皮店)」と書かれており、その同じ建物の2階には3つの窓があり真ん中には「TAXIDERMIST(剥製屋)」、3階には「TOPPERS AND WIGS(かつら)」と書かれています。
しかし、2階の1番右の窓には「PRESERVING WILDLIFE(野生動物保護団体)」と書かれています。
動物を使った毛皮屋や剥製屋などと同じ建物内に野生動物保護団体の事務所が入っているという皮肉さが感じられる一面です。
それぞれの看板は一見よくある光景ですが、こうして相反する事柄を並べてみることで東京ディズニーシーが用意したユニークなジョークを体験することができます。
2つ目は、空中ブランコに関するジョーク。
1つ目と同じ街並みに並ぶ建物の中に1か所だけ半地下になっている部分があるのですが、お気付きでしょうか?ここには空中ブランコをする人が描かれている黄色い看板があります。
この看板には「THE GREAT! el Molino Aerialist & Novelty Acts(エルモリーノ・エアリアリスト&ノベルティアクト)」と書かれています。これは「偉大なエルモリノ 空中曲芸師&斬新な演技」といった意味です。
この建物は看板の通りスタントマンや空中曲芸師の事務所のようです。しかし、「空中」曲芸師の事務所なのに「地下」に入口があるという小さなジョーク。
さらに、事務所の位置を示す赤い矢印が空中ブランコにぶら下がる男性の真横に描かれており、見方によっては「空中ブランコをしている横に、落下するような赤矢印」があるという、縁起の悪いかなりシュールなジョークが描かれています。
最後の3つ目は、出版社に関するジョークです。
向かい側の建物「ニューヨーク・デリ」の2階部分に注目して下さい。ここの3つ並んだ窓の一番左には「LITERARY AGENT(出版代理人)」と本などの著作権等を管理して様々な出版交渉を行う出版関係の会社を意味します。
しかし、同じ建物の一番右を見ると、「SCRAP PAPER BY THE POUND(古紙買取)」と古紙買取会社の看板があります。
見方によっては、「隣の出版代理店で扱う本や作品は、古紙ぐらいの価値がないから隣で買取を行ってますよ」と言っているようにもみえるジョーク。
1つ1つの看板にはそれほど大きな意味はないのですが、このように看板同士を組み合わせることでそこに隠れたメッセージが見えてきたり、それぞれ相反する事柄を並べることで東京ディズニーシーが用意したジョークを見ることもできます。
東京ディズニーシーでは、様々なアトラクションやパレードを楽しむのはもちろんですが、それ以外にも隠れた楽しみ方がたくさんあります。
東京ディズニーリゾートではパーク内の隠れミッキーや雨の日にはキャストによるお絵かきなど様々なことで私たちゲストを楽しませてくれます。
皆さんも是非、隠れたジョークを探しながらいつもとは一味違った東京ディズニーリゾートを楽しんでみて下さい。