【tdr0479】ディズニーランドにはモデルになった遊園地がある
1955年7月17日、ウォルト・ディズニー・カンパニーが運営するテーマパークの第一号として、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のアナハイム市に「ディズニーランド」が開園しました。
「家族が安心して楽しみ、喜びと活気が溢れるように」という創始者ウォルト・ディズニーの思いが込められた夢の国は間もなく60周年を迎えます。
そして、今では「ディズニー」の名は世界中に広まり、夢を与える「ディズニーパーク」も世界に拡散しました。
これも、全てはウォルトの遺志がさせた結果と言えるでしょう。
しかし、この夢の国はウォルトが1から考えて創り出したものではありませんでした。驚くべきことに「ディズニーランド」にはモデルとなる遊園地があったのです。
そのモデルになったのが1843年にデンマークのコペンハーゲンに建設された「チボリ公園」
創設以来2億7千人が訪れた世界有数の観光スポットで、「人魚姫」を書いた、あのハンス・クリスチャン・アンデルセンもよく足を運んだことで有名な遊園地です。
歴史的に見ても貴重な「チボリ公園」ですが、何故ウォルトはこの遊園地をモデルにしたのでしょうか?
ウォルトが考えるテーマパークの根底には「家族で楽しむことができる」という条件がありました。
「子供だけが楽しむ場所」ではない、「家族で遊びに行き、家族が安心して楽しめる場所」を作りたいと考えていたのです。
そんな中、ウォルトは「チボリ公園」に自分が求めるものを見出しました。
清潔な園内、素晴らしい従業員の接客、家族で楽しめる設計、どれをとってもウォルトの求めるものだったのです。
そこでウォルトは「チボリ公園」を参考にし、「ディズニーランド」を構想、建設に至りました。
もし、「チボリ公園」に出会っていなかったら、今とは違う「ディズニーランド」が出来ていたのかも・・・しれませんね。