【tdr0378】実はフェイク?尖っていても痛くない!
創始者ウォルト・ディズニーは「家族一緒に安全で楽しい場所で楽しんでほしい」という想いを込めてディズニーランドを建設しました。
そんなウォルトの意志から、東京ディズニーリゾートには「SCSE」という行動基準が掲げられています。
「SCSE」とは・・・
○Safety:安全
○Courtesy:礼儀正しさ
○Show:ショー
○Efficiency:効率
の頭文字からなるもので、「安全→礼儀→ショー→効率」という順番がキャストの行動・判断の基準になっています。
つまり、東京ディズニーリゾートでは何よりも「安全第一」で運営しているのです。
そして、その安全基準をかなり厳しく設定し、ゲストに万が一のことがないように努めています。安全でなければ夢の国といえども楽しめませんし、ウォルトの意志にも反しますからね。
この安全の理念に則り、ディズニーパーク内には危険なものがないように努めています。
例えば、東京ディズニーランドにある「ホーンテッドマンション」の鉄柵。
鉄柵の先端が槍のように尖ったひし形をしており、刺さったら痛そうな感じがしますが・・・実はこの先端がフェイクになっているのです。
一見すると先端も柵同様、鉄で出来ているように見えますが、力を加えると曲がるほどの柔らかい素材で出来ています。
このように、演出のため尖ったものがついている小道具(プロップス)が飾られていても、その尖った物は安全を考慮して柔らかい素材で作られているのです。
これなら、万が一、ゲストが尖った物と接触しても怪我をせずに済みますよね。
安全対策を徹底し、なおかつ演出も妥協しない、この姿勢がディズニーパークを一流のテーマパークにしたのでしょう。