【tdr1928】アースラとトリトンの驚くべき関係とは・・・

1989年11月17日(日本では1991年7月21日)に公開され、世代を超えて愛されるディズニー・プリンセス映画「リトル・マーメイド」

2008年には舞台化、ブロードウェイでミュージカルが公演され、後にヨーロッパ各国で上演。日本でも2013年劇団四季による上演が始まり、アニメとは違った魅力を伝えています。

さて、本作品のディズニー・ヴィランといえば悪賢くて執念深い海の魔女「アースラ」

下半身のタコ足がうねうねする様は、彼女の性格を表しているようで印象的ですよね。

作中のアースラは王宮から追放したトリトンを恨み、アリエルを人質にしてトリトンからトライデントを奪うことに成功していますが・・・。

実はこの二人、映画でストーリー展開の都合でカットされてしまいましたが、姉弟という設定なんです。

舞台版での設定によると・・・

アースラは7人姉妹の7番目で、トリトンは末弟。

姉たちだけは美しく、自分だけが醜いことに劣等感を抱いていました。その醜さ故に父ポセイドンから愛されていないと感じていた彼女。

父から特別に貰った魔法の貝で姉たちを殺してしまいます。

そして父も手に掛け、アースラが海の支配者となりましたが、幼かった弟トリトンが大人になると海の支配者となり、全てを奪ってしまった・・・。

ということになっています。

下半身が魚とタコ、それでいて一人だけ醜い容姿・・・と本当に姉弟なのか疑わしくも思いますが、これはアースラがトリトンや他の姉たちとは母親が異なるため。

実はアースラの母親はポセイドンの側室だった魔女なのです。

魔女の娘だからこそ、強大な魔力を持ち、ポセイドンの娘だからこそ血筋の者しか受け継がれないトライデントの力を扱うことができたわけですね。そう考えると納得できる設定にも思えます。

ちなみに「リトル・マーメイド2」では、アースラの妹としてモルガナというタコ足のキャラクターが登場しています。

妹は妹でも父親はポセイドンではありませんから、この場合、異父姉妹ですね。

つまりタコ足は母親似・・・。

複雑な家庭環境だったトリトンとアースラ。

もし続編などが作られることがあるとしたら、いかにしてアースラがヴィランとなったのかを描いた作品が見たいですね。

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