【tdr0029】オリエンタルランド初代社長とバラが東京ディズニーランドを実現させた?
オリエンタルランド社がディズニー誘致に成功したからこそ、今現在の東京ディズニーリゾートがあるわけですが、そもそも誰が誘致を発案したのか、ご存知でしょうか?
誘致発案者は、何を隠そうオリエンタルランドの初代社長「川崎千春」氏。彼はもともと京成電鉄第5代社長であり、1958年1月、後に設立する「京成バラ園芸株式会社」のため、バラを買い付けにアメリカへ行ったことが始まりでした。
アメリカへ行った際、彼は当時開業間もないディズニーランドを目にし、強い感銘を受けたそうです。そして、この素晴らしいテーマパークを日本に誘致したいと考えたのです。
彼は帰国後、親交の深かった「(当時)三井不動産社長:江戸英雄」に呼びかけ、千葉県浦安沖の土地を開発活用するオリエンタルランドの「大規模レジャー施設事業」として、ディズニーランド誘致を主導しました。
それから長きにわたる交渉を重ね、紆余曲折しながらもディズニーランド誘致へ尽力した結果、現在に至るわけです。
もし、彼がバラを買い付けに行かなければ・・・今、日本にディズニーリゾートはないかもしれません。良いものを良いものと感じ、行動した川崎氏に感謝せずにはいられませんね。