【tdr1924】フック船長は憎めないヴィラン!その理由は・・・
1953年に公開された映画「ピーター・パン」
永遠の少年“ピーター”と大人になることに疑問を持つウェンディら3姉弟がネバーランドを冒険する物語ですね。
本作のヴィランはピーターに左手を切り落とされた海賊の“フック船長”。
「ヴィランなのにコミカルでどうにも憎めない」という方は多いのではないでしょうか。
実はこれはディズニーの狙い通りなんです。
殆どのディズニー作品では、ヴィランは冷酷で性格が悪く、見た目も中身も「悪いヤツ」というのが解るよう描かれていますが、本作は例外でピーターの引き立て役になるように、わざとコミカルに描かれています。
「どうにも憎めない」のは、そのため。
そして、そのコミカルさでフック船長が人気者になることを予見していたウォルト・ディズニーは、「物語ラストでフック船長を殺さないように」と主張しました。
多くのヴィランが何らかの形で命を落としている中、最後まで死なずに済んだフック船長。
その理由がコミカルさというのも、フック船長らしいですよね。