【tdr0150】恥ずかしがっていたら務まらないキャストの研修

東京ディズニーリゾート内で働くキャスト達は、これ以上ないほど良い意味で大袈裟に、笑顔で対応することを忘れません。それでいてキビキビと動き、対応し、ゲストにとって最善のサービスを心がけています。

何故、そこまで徹底したサービスをすることができるのでしょうか。

その理由はディズニーの厳しい研修にあります。

まずは面接を受け、キャストの資質があるかないかで振り分けられます。そして、資質があると見込まれた方々が研修へまわされ、東京ディズニーランドの「アドベンチャーランド」裏にあるトレーニングセンターにて研修が始まります。

ここでの研修は「キャスト」として一流に振舞えるようになるのが最大の目的。そのため、中には涙を流す人さえいるほど厳しい研修が待っています。

その研修のひとつに、実践形式で「ゲストへの対応方法」をトレーニングする時間があります。

他の研修生たちが見守る中、ゲストとなる対象相手に「大袈裟なアクション」で対応する、というトレーニングなのですが、見られているプレッシャーや恥ずかしさから、上手くいかないのがザラ。少しでも声が小さいとやり直し、ダメだしは当然の厳しいものとなります。

何度も注意を受けて凹んでしまう人も中にはいます。それでも、諦めず繰り返すことで、次第に「キャストらしく」なっていくのです。

キャストとしての実力は勿論、精神的にも鍛えられるこのトレーニングによって、ゲストが一日楽しく過ごせる環境が作られているのですね。

関連記事

ページ上部へ戻る