【tdr0149】キャスト同士が認めあう「スピリット・オブ・東京ディズニーリゾート」とは?
常日頃、向上心を忘れずに、笑顔でゲストと接してくれるキャストの方々。
彼・彼女らは純粋な気持ちで「楽しませよう」と心掛けてくれており、それによって我々ゲストは心から夢の国を満喫することができます。素晴らしいテーマパークであるためには、素晴らしいキャストの力が必要不可欠、ということですね。
とはいえ、キャストも人間です。やる気や向上心が高まる「きっかけ」がなければ、その力を発揮することはできません。
このため、東京ディズニーリゾートではES活動(従業員満足度)に力を注いでおり、ES活動の一環として「スピリット・オブ・東京ディズニーリゾート」というイベントを1991年から年に1度開催しております。
このイベントは、ある決められた期間中にキャスト同士でメッセージ交換することから始まります。
メッセージの内容はキャスト同士による「素晴らしい対応の評価」や「頑張っている姿を見た上でのメッセージ」など、認めあい、たたえあうことがメインになっています。そして交換結果をもとに「スピリット・アワード受賞者」を複数選考し、受賞者にはネームタグにつけることができる「スピリット・アワードピン」が授与されるのです。
その「スピリット・アワードピン」は縦長の楕円型で、「ウォルト・ディズニーとミッキーマウスが手をつないでいる姿」が描かれており、授与された回数によってピンの色が変わります。
○1度目:全体がシルバー
○2度目:縁だけがゴールド、他シルバー
○3度目:全体がゴールド
このピンをつけているキャストは「キャストが認めたキャスト」ということになります。キャストから認められる、というのはなかなか簡単なことではありません。
それを3回も授与されなければゴールドピンには辿りつけないのですから、ゴールドピンをつけているキャストはプロ中のプロといってもいいでしょう。