【tdr1878】「Mr.インクレディブル」ジャックジャックのモデルは監督の息子!?
2004年に公開された超人ヒーローが活躍する映画「Mr.インクレディブル」
物語終盤で、それまで力を見せなかったパー一家の赤ん坊“ジャック=ジャック・パー”が本領発揮し、とてつもないパワーでヴィラン“シンドローム”を撃退。
一番小さいのに一番強いかもしれない、そんなジョーカー的なキャラクターとして作中で大きなインパクトを与えました。
さて、そんな見た目は可愛いけれど、驚異のスーパーパワーを持つ赤ちゃん“ジャック”にはモデルが存在します。
そのモデルとは本作の監督“ブラッド・バード”の息子“ジャック”。
そう、監督自身の息子の名前をそのままに生まれたキャラクターなのです。
ブラッド・バード監督は映画公開時にFLiXムービーサイトが行った取材で、「ストーリーを考え付いたころ子供が生まれたそうですが、その影響は映画のどんなところに現れているのか?」という質問に対し、以下のように答えています。
「映画に登場する赤ん坊は僕の息子の一人なんだ!僕には3人息子がいて2番目の息子の名前がジャックなのさ。赤ん坊の彼のことを“ジャック・ジャック”と呼んでいたんだ。そしてこの映画を構想した時、そのジャック・ジャックがこの映画に登場する赤ん坊と同じ年齢だった。それで映画の赤ん坊にも“ジャック・ジャック”という名前をつけたんだよ。今はもう12歳だから、さすがに“ジャック・ジャック”とは呼ばないけどね」
つまり、監督は公開時の11年ぐらい前に映画を構想し、当時の息子をそのままモデルに話へ盛り込んだわけです。
当時の息子を見ていて赤ん坊から感じる未知数のイメージが、ジャックに眠る未知のスーパーパワーの概念に繋がったのでしょうね。
ちなみに、監督の息子は長男がマイケル、次男がジャック、三男がニコラス。
マイケルは本作でヴァイオレットが片思いしているトニーの声優を、ニコラスは近所の少年の声優を担当しています。
家族と共同作業する姿は、パー一家と通じるものがありますね。