【tdr2001】台風でも開園する夢の国のポリシー

2018年、開園35周年を迎えた東京ディズニーリゾート。

1983年開園当初は休園日を設けた、よくあるテーマパークと同じ運営スタイルでしたが、1999年より休園なしへ。

雨の日も、風の日も、台風が直撃するような日ですら夢の国はそのゲートを開けてゲストを迎え入れてくれるわけですが、一体何故そこまで年中無休にこだわるのでしょうか。

その理由は・・・楽しみにしているゲストのため。

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド広報部の話によると、“ゲストの皆様に安全にお楽しみいただける状態”であれば、楽しみにしているゲストのために休園しない、とのこと。

また、東京ディズニーリゾートの施設の内4分の3が屋内にあることもあり、強風や豪雨、台風といった悪天候の日でも楽しめるとも語っており、実際2015年に伊豆大島で大規模な土石流を引き起こした、台風26号が直撃した日ですら通常どおり開園していました。

ちなみに台風が直撃した2015年10月16日の天候は、千葉県船橋市の観測所で1時間降水量58.5mm、瞬間最大風速23.3mを記録しています。

普通なら外遊びするような天気ですらありませんが、前々から遊びに行く予定を立てているゲストにとってはどんなときでも開園してくれるリゾートの姿勢はありがたいですよね。

また、雨天時には雨天限定のミニパレードで雨天限定のコスチュームを着たキャラクターを見ることができたり、短い待ち時間でアトラクションを楽しめたり、普段とは異なる楽しみ方もあり、いつでもゲストが楽しめる工夫が凝らされています。

1999年から現在にいたるまで、休園を余儀なくされたのは2011年に起きた東日本大震災時のみ。

この時はパーク内にも被害があり、1ヵ月ほど臨時休園することとなりましたが、以降はまた休園なしで多くのゲストを夢の国へ迎え入れています。

こうした努力があるからこそ、年間入園者数が3,000万人を越える日本一のテーマパークになったのでしょうね。

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