【tdr0865】香港ディズニーランドは開園当初から大コケした?6年間の赤字計上の実態
世界各国にあるディズニーパーク。
その中でも世界一面積が狭いと言われているのが2005年9月にオープンした「香港ディズニーランド」です。
面積が狭い・・・と聞くと、その分、楽しめるアトラクションが少なそうで、あまりいいイメージが湧きませんよね。そんなこともあってか、香港ディズニーランドは開園から6年間赤字を計上していました。
これはディズニーパーク史上、最悪の結果と言えます。
赤字計上の原因として、冒頭で述べた「面積が狭いこと」、それに伴い「アトラクション数が少ないこと」や、「中国本土の観光客が予想以上に少ないこと」の他、「キャストの対応が悪い」などと言った理由が挙げられました。
開園早々大コケしたことを受け、ディズニー社は立て直しのために開園から4カ月で総責任者を更迭。後任を立てて、主要ターゲットである中国本土の観光客を獲得しようと改革が行われましたが、いい成績は出せませんでした。
そもそも、「パークが狭くて、アトラクションが少ない」のではお話になりません。
そこでディズニー社は香港政府側に「拡張計画」を求め、段階的な面積の拡充およびアトラクションの増加を実施。これにより、入園者数も増加していき、遂に2012年9月期に過去最高となる670万人を記録し、黒字を達成しました。
とはいえ、まだまだ油断はできません。
それというのも、2016年には上海ディズニーランドがオープンを控えているため、中国本土の観光客が上海に流れてしまうことは大いに考えられます。
そうなると、香港側は致命的なダメージを負うことになるかもしれません。
そうしたことを踏まえ、香港ディズニーランドには今後も頑張っていってほしいですね。