【tdr1854】「Mr.インクレディブル」ヴァイオレット役の意外な職業
2004年に公開されたピクサー6作目となる長編映画「Mr.インクレディブル」
2018年6月15日(日本では同年8月1日)に続編映画「インクレディブル・ファミリー」の公開が控えており、再び注目を浴びているタイトルです。
本作品の魅力と言えば、やはり主人公一家の特殊能力パラダイスでしょう。
怪力の父に、よく伸びる母、透明になってバリアを張れる長女に、足が凄まじく早い長男、そして能力未知数の赤ちゃん・・・と、まさにインクレディブル(信じられない)一家です。
さて、基本的に明るい面々の一家ですが、一人とてもシャイで内気な人物がいます。
それは長女のヴァイオレット・パー。
自分の力がコンプレックスで自信が無く、長い髪で表情を隠していた彼女。そのため演じた声優も内気な喋り方をしていました。
日本版では女優の綾瀬はるか氏が見事に演じていましたが、原語版を演じたのはサラ・ヴォーウェルという女性。
彼女もさすが声優に抜擢されたというだけあって見事な演技でしたが、実は彼女は声優でも女優でもないのです。
サラ氏の職業はアメリカの歴史家、エッセイスト、ジャーナリストで、文字書きをメインに活動されています。
また、1996年から2008年にかけ、ラジオ番組の編集長を務めていた経歴もあり、ドキュメンタリーを制作したり、番組のライブショーでツアーをしたりするなど、声優としては異色の経歴の持ち主。
そんな彼女が声優に抜擢された理由は、ラジオ番組でした。
「Mr.インクレディブル」のブラッド・パード監督が、サラ氏が出演したラジオ番組を聴き、その声が役にピッタリだと感じて声優に起用したのです。
思わぬ形でヴァイオレット役を演じることになったサラ・ヴォーウェル氏。
もちろん、続編でもヴァイオレット役を務めているので、機会があれば是非拝聴してみてくださいね。