【tdr0294】カストーディアルは屈んではいけない?
東京ディズニーリゾート内を綺麗な状態に維持、管理するスペシャリスト「カストーディアル」
右手にトイブルーム、左手にダストパンを持ち、スピーディーに清掃する手際の良さには感心してしまいますよね。あまりのキレの良さに、清々しさすら感じるほどです。
さて、そんなカストーディアルですが、彼らが掃除する際、「絶対にしてはいけない動作」というものがあります。
それは「屈む」ということ。
彼らは決して屈んで掃除することはありません。屈まなくてもいいように、柄の長いトイブルームとダストパンを使用しているのですから。
それにしても何故、屈んではいけないのでしょうか。
その理由は「ゲストとの接触事故を防止」するため。
東京ディズニーリゾートは一日に数万単位の人々が往来する場所。
しかも、ゲストの多くはアトラクションやショップなどに視線が行き、足元をあまり見ません。
そんな状況の中、掃除のためにカストーディアルが屈んでいたら・・・気付かずに接触、転倒あるいは足をくじくなどして怪我をする恐れがあります。それを避けるために、カストーディアルには屈む動作を禁止しているのです。
屈まずにスマートに掃除をする裏には、そんな理由があったのですね。そういった細かな配慮が一流たる所以なのでしょう。