【tdr0296】日中でも「こんばんは」と挨拶されるレストランとは?
東京ディズニーリゾートでは「いらっしゃいませ」という挨拶ではなく、「こんにちは」という挨拶を使用します。
「いらっしゃいませ」は一方通行の挨拶であり、親近感が湧きませんからね。このため、東京ディズニーリゾート内で「こんにちは」という挨拶をよく耳にしますが、ある場所に限って「こんにちは」ではなく「こんばんは」と挨拶されます。
その場所というのが、東京ディズニーランド内にある「ブルーバイユ・レストラン」
「ブルーバイユー(Blue Bayou)」とは「青い入り江」という意味で、アトラクション「カリブの海賊」の一部となっているレストラン。
天井の高いレストラン内は暗く、提灯やアルコールランプが照らす独特な空間を作り出しており、このレストランだけ朝昼夜関係なく「こんばんは」という挨拶で統一されています。
それもそのはず、このレストランのシチュエーションが「屋外の夜」と設定されているのです。このため、店内を暗くして提灯などの照明を用い、「こんばんは」と挨拶する、というわけです。
また、屋外にいる感覚に近づけるため空調が調整され、コオロギやカエルの鳴き声をBGMに取り入れるなど、本当に「夜、外で食事している気分」になるほど演出が徹底されています。
そこは流石ディズニー、演出に妥協ありませんね。
因みに「ブルーバイユ・レストラン」に勤務していたシェフの下村康弘は、「ル・テタンジェ国際料理賞コンクール・ジャポン(2008年)」にて優勝し、「第42回ル・テタンジェ国際料理賞コンクール」で準優勝となった実力の持ち主でした。(現在は「Club33」で勤務)
それだけのスペシャリストをシェフとして雇っているのですから、料理が美味しいのも頷けますよね。