【tdr1925】ディズニープリンセス映画で初めてヴィランになった男とは・・・
白雪姫、シンデレラ、眠れる森の美女・・・と多くのプリンセスを輩出してきたディズニー映画。
それらの映画にはプリンセスを虐げるヴィランが必ず登場しますが、その役どころは長らく女性のキャラクターが担ってきました。
男性から女性へ悪意を向けるよりも、女性から女性へ悪意を向ける構図の方が描きやすいですからね。
白雪姫やシンデレラはその美しさ故に妬まれ、虐げられています。
ただプリンセス映画にも男性ヴィランは登場しており、その最初の人物となったのは「美女と野獣」のガストンです。
何故、本作でガストンはヴィランとなったのでしょうか。
実は元々、「美女と野獣」のヴィランはガストンではなく、ベルの叔母である「マルゲリート」という意地悪な女性がヴィランとして用意されていました。
ところが、制作の都合で削除。
メインヴィランではなかったガストンがメインヴィランへと昇格したのでした。
そもそも原作にはガストンというキャラクターは存在していません。彼は完全にオリジナルのヴィランなんですね。
ちなみに、原作のヴィランはベルの二人の姉。
病に倒れた父親の様子を見るために「一週間で戻る」と約束して帰ってきたベルの美しい身なりから、豪邸での暮らしぶりを知り嫉妬。
約束の1週間が過ぎれば野獣が怒ってベルを食べてしまうだろう・・・と考えた姉たちはベルに優しくして家に引き留めようとします。
姉に優しくされたことないベルは嬉しくて、つい約束の1週間を破ってしまい・・・
という流れになっています。
やはり、女性の嫉妬はヴィランとして描きやすいのかも知れませんね。