【tdr1926】「美女と野獣」ラストのガストンのセリフは変更されていた
1991年に制作されたディズニーの長編アニメーション映画「美女と野獣」
同タイトルのフランス民話を原作に描いた本作のヴィランといえば・・・ディズニーのオリジナルキャラにして、ディズニープリンセスストーリー初の男ヴィラン「ガストン」
町の人気者で、力持ちでハンサム・・・
と、うわべだけ見ればいい男っぽい彼ですが中身は傲慢な乱暴者。
物語のラストでは野獣に返り討ちにされるもお情けで命を助けられたにも関わらず、背後から野獣に斬りかかるという、ヴィランらしい超非道なキャラクターでした。
ラストのシーンではベルへの執着を見せており、野獣に対して「ベルは俺のものだ!(Belle is mine!)」と叫んで斬りかかっています。
自分に絶対的自信を持つ、自分勝手なガストンらしいセリフとも言えますが、実は本来は別のセリフになる予定でした。
そのセリフというのが・・・「死ね!(Time to die!)」
超ド直球でシンプルなセリフですよね。
これまた、ガストンらしいセリフに思えますが、あまりにシンプルで露骨すぎるということで変更へ・・・。
そうして「ベルは俺のものだ!」というセリフになったのでした。
ただ、セリフ変更はアニメーションが出来上がった後だったので、ガストンの口は「Time to die!」のままになっています。
日本語吹き替え版しか観たことがない、あるいは英語が分からない方には細かすぎて気付かない小さな制作秘話でした・・・。