【tdr0093】リトル・グリーン・メンを救った日本のファンたち

1996年(アメリカでは1995年)に、当時初の長編フルCGアニメーション映画として公開された「トイ・ストーリー」。ピクサー・アニメーション・スタジオ珠玉の一作となった本作は全世界で約3億6200万ドルの興行収入を上げるほどの大ヒットとなりました。

また、主人公の「ウッディ」をはじめ、「バズ・ライトイヤー」や「ミスター・ポテトヘッド」など、ファンの心を掴んだ「おもちゃ」たちが多いというのも魅力のひとつ。

「おもちゃ」たちを模した玩具や関連グッズは飛ぶように売れました。

そんな中、アメリカではさほど人気がなかったのにもかかわらず、日本では「ウッディ」たちと張り合うほど人気が出たキャラクターがいました。それが「リトル・グリーン・メン」。三つ目を持ち、笑顔を絶やさない緑色のエイリアンたちです。

団体行動をとり、マイペースであり、感情がないようで純粋な、どこか憎めないキャラクターですよね。歩くと音がする上に、団体で行動するから、時折うるさくも感じるのですが、それもまた愛嬌といいますか・・・。上記のような理由で、日本人には可愛らしいキャラクターとして受け入れられたわけです。

このことがきっかけとなり、「リトル・グリーン・メン」は救われました。というのも、続編である「トイ・ストーリー2」では、「リトル・グリーン・メン」が登場しないまま使い捨てられる予定だったのですから。

しかし、日本で人気が高い「リトル・グリーン・メン」。登場しなければ、日本のファンはガッカリするでしょう。そのことを知ったからこそ、ピクサー・アニメーション・スタジオは「リトル・グリーン・メン」の続投を決定したのです。

もし、日本でも人気がなかったら、シリーズを通して登場することはなかったのでしょうね。

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