【tdr1286】ピーター・パンが隠し持つ、恐ろしい本性とは

1953年2月5日(日本では1955年3月22日)に公開されたディズニー映画「ピーター・パン」

ネバーランドに住む“永遠の少年”ピーターと、ピーターに連れ出されたウェンディ姉弟、そしてピーターに恨みを抱くフック船長たちが織りなす、誰もが知るファンタジー作品ですね。

原作は、ジェームス・マシュー・バリーの戯曲「大人になりたくないピーターパン」(初演1904年)。1939年、ウォルトがアニメ化の権利を入手後、第二次世界大戦の影響で制作が遅れ、1949年から制作を開始。1953年に公開となりました。

さて、ピーター・パンといえば、空を飛んだり、フック船長と戦ったりと、ファンタジックで勇気のある少年のイメージが強いかと思いますが、本来そんなキャラクターではありませんでした。

なんと、殺人すら平気で行う残虐なキャラクターだったです。

これは原作を書いたジェームスの著書「ピーター・パンとウェンディ」(1911年)では確認することが出来ます。

まずは5章の一文を抜粋しますと・・・

The boys on the island vary, of course, in numbers, according as they get killed and so on; and when they seem to be growing up, which is against the rules, Peter thins them out;

(訳)島の少年達が殺されるに従い、その数は勿論異なる。彼らが大人になったように見えると、それは規則違反のため、ピーターが外で間引く。

とあります。

「間引く」とはつまり「殺す」ということ。ピーターは大人になりそうな少年を手に掛けていたのです。

また11章、ウェンディが家に帰ると伝えた後の一文を抜粋すると・・・

He did this because there is a saying in the Neverland that, every time you breathe, a grown-up dies; and Peter was killing them off vindictively as fast as possible.

(訳)ネバーランドには“誰かが呼吸する度に大人が死ぬ”ということわざがあるので、彼(ピーター)はこれをした。そして、出来る限り早く、それら(大人)を報復的に殺した。

と、あります。

ピーターはウェンディが帰る、大人になることに対して憤り、呼吸を早くして殺そうとした上、出来る限り早く報復的に大人を殺しています。

ピーターにとって大人とは憤りを感じる、憎むべき対象。

だからこそ、子供のピーターは、無知であるから故の残虐性で大人を排除するのでしょう。とはいえ、ディズニーで知るピーターが元々こんなキャラクターだったとは信じられませんよね。

因みに、ディズニー版のピーターもなかなか残虐な部分があり、フック船長の左手を切り落としてワニに食べさせたことに関しては遊び感覚と言うこともあり、反省すらしていません。

そんなことをされれば復讐しようと思うのも仕方ありませんね。

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