【tdr0866】バイシクル・ピアニスト「スティーブン」さんの経歴とは

東京ディズニーランドのワールドバザールでバイシクル・ピアノを演奏する「スティーブン・シャー」さん。

東京ディズニーランドのリピーターなら誰もが知っている陽気なピアニストですが、それ以前の経歴についてはあまり知られていません。

夢の国で演奏をする前は一体何をしていたのでしょうか?

1961年11月5日、カナダのブリティッシュ・コロンビア州で誕生したスティーブンさん。

6歳ごろになるとピアノを習い始め、14歳という若さでプロピアニストとなり、レストランやホテルなどで演奏をしてきました。

さらに驚くべきことは、ピアノレッスンの12年分の工程を13歳から18歳のわずか5年間で終了させたことです。スティーブンさんの優秀さが伺えるエピソードですが、本人いわく「レッスンしてくれたヴィラ・シーン先生のおかげ」だそう。

そして1985年バンクーバーに移り住んだスティーブンさんは、そこで大工や印刷の仕事をしつつ、ピアノの演奏活動を続けていきました。

いつか、ピアノの演奏のみで生活できることを夢見て。

それから13年後の1998年、スティーブンさんの運命を決定づけるオーディションが開かれました。

そう、東京ディズニーランドでパフォーマンスを行うためのオーディションが開かれ、それにスティーブンさんは参加したのです。

そこで見事合格したスティーブンさんは10カ月の契約を交わし、自分の持てる力でパフォーマンスをしました。スティーブンさんの渾身のパフォーマンスは瞬く間に噂となり、契約が延長され、今なおワールドバザールで演奏を続けているのです。

夢は願えば叶う、ということを体現したピアニスト「スティーブン・シャー」さん。

彼は生まれた土地からかけ離れた夢の国で、今日もゲストを楽しませています。

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