【tdr0236】東京ディズニーランドに届けられた巨大なプレゼントとは?
東京ディズニーランドがグランドオープンした1983年4月15日、ファンタジーランドでは劇場型アトラクション「ミッキーマウス・レビュー」が同時にオープンしました。
ミッキーマウスなどのディズニーキャラクターたちが演奏会を行うという設定で作られたアトラクションとなっており、アトラクション内では当時のまま保存されたディズニーの非常に古い映像の視聴や、オーディオアニマトロニクスで制作されたディズニーキャラクターによる演奏を鑑賞し楽しむことができる内容となっていました
そのため、ディズニーファンにとっては欠かせないアトラクションとして人気があったのですが、残念なことに2009年5月25日老朽化を理由にクローズ。グランドオープンから東京ディズニーランドと共に頑張ってきたものの、もうその姿を拝むことができなくなりました。
そもそも、この「ミッキーマウス・レビュー」はフロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールドのマジック・キングダム(現ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートにあるディズニーパークの1つ)にあったアトラクションでした。
それが何故、東京ディズニーランドにやってきたのでしょうか。
実は東京ディズニーランド開園に尽力した故:高橋政知氏(開園時オリエンタルランド社長)へのプレゼントとして移設されたアトラクションだったのです。プレゼントとしては随分規模の大きなものではありますが、これもまた「高橋政知がいなければ東京ディズニーランドは存在していない」と言ってもいいほど貢献したからこそでしょう。
だからこそ、マジック・キングダムで歴史を刻んだ「ミッキーマウス・レビュー」が東京ディズニーランドにやってきたわけです。
そういった背景を知ると、余計クローズが惜しく感じませんか?ディズニーファンの心理としては「修復して続けてほしい」と思いますよね。もしくはすでに修復しているかもしれません。
もちろん推測に過ぎませんが、何らかの形でまた姿を現してくれたらいいですね。