【tdr1765】知れば知るほど恐ろしい!ピラミッドと生贄の話
○ピラミッド内部に祀られる神と生贄
ロストリバーデルタのシンボルともなっている「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー・クリスタルスカルの魔宮」のピラミッド。
一歩中へと足を踏み入れれば、巨大な偶像と多数の骸骨が目に入るかと思います。
この偶像は「マヤゴッド」と呼ばれる神。
そして、上部に開いた穴はピラミッドの頂上と繋がっており、その穴から生贄が落とされていました。
そのため、穴の周辺や上部、偶像の足元に多数の白骨が散らばっているのです。
偶像のモデルはアステカの地母神?
このマヤゴッド、そのモデルはアステカ神話における地母神「コアトリクエ」と言われています。
コアトリクエは「蛇の淑女」と呼ばれ、人間の心臓と手首を繋いで頭蓋骨をつった首飾りをし、とぐろを巻いた蛇のスカートをはいています。また、手足には鋭い鉤爪があります。
マヤゴッドも頭蓋骨の首飾りをしていますし、足には鋭い鉤爪、蛇が連なったようなスカートをはいており、巨蛇が腕のように伸びています。
蛇、頭蓋骨、鉤爪と共通点があることから、モデルという説も頷けますよね。
ただ恐ろしいのは、コアトリクエの食事。
コアトリクエは“人間を含めたあらゆる生き物の生肉”を食べていたと言われています。
マヤゴッド周辺には生贄に捧げられた人間が落とされていますから、もしかするとクリスタルスカルにではなく、マヤゴッドが食事するための生贄・・・とも考えられます。
・・・どちらにしても、恐ろしい設定ですね。
ピラミッド前の彫刻は生贄の祭壇?
ピラミッド前にはジャガーが掘られた台座と人の顔が掘られた石碑「ステラ」があり、多くのゲストがそこで記念撮影をしていますが、実はこれ“生贄をささげるための祭壇”。
死の世界へ誘うジャガーを模った台座の上で生贄は心臓をえぐられ、ピラミッドの上まで運ばれて落とされた・・・というわけです。
考えるだけで身の毛もよだつ恐ろしい話ですよね。
そのため、この場所で記念撮影をしていると、それを見たキャストに「なんと恐ろしいことを・・・」と言われることもあるのだとか。
記念撮影をするなら別の場所がいいかもしれませんね。
実際にあった生贄文化をモデルにしていることもあって、妙にリアルでおぞましいクリスタルスカルの魔宮。
これは造り物ですから雰囲気を体験するだけで楽しめますが、実際に似たようなことがあったと考えるとゾッとしてしまいますね。