【tdr0425】ピートが営む義足店がオープンしたきっかけとは
ヤマネコをモチーフにした目つきの悪いキャラクター「ブラック・ピート(別名:ペグレグ・ピート)」
そのデビューは「アリス・コメディー」という短編シリーズで、ミッキーマウスのデビューより3年も早い、ディズニーキャラクターの最古参。
後に公開されるミッキーマウスのデビュー作「蒸気船ウィリー」にも出演し、ディズニーとの歴史が非常に長いキャラクターなのに、ディズニーパークには登場しない可哀想なキャラクターです。
ただ、登場はしないものの、東京ディズニーランドに自身の名前を付けた店を構えています。
その名は「P.L.PETE’S PROSTHETIC DEVICES(ピートの義足店)」
トゥーンタウンにある「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」の隣にあるお店です。2階部分には、「ブラック・ピート」の顔が描かれており、彼のお店だということが一目瞭然なのですが、何故彼は義足店を開いたのでしょうか?
実はとある映画の撮影中に消しゴムに接触し、彼の足の一部が消えてしまったのです。
そこで応急処置として義足をつけたことがきっかけとなり、同じことが起きても大丈夫なように義足専門店を開いたそうです。
キャラクターが消しゴムに触れて消える・・・ユーモアあるジョークですね。
もともと、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説「宝島」に登場するジョン・シルバー船長がモデルと言われているピート。初期はその設定にならい、義足で描かれました。
後に作画効率化を優先し、義足設定が消えたのですが、「ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士」の作中では再び義足になったのでした。
都合に合わせて、本物の足と義足を使い分けるピートの苦労は図り知れませんね。