【tdr0494】蒸気船マークトウェイン号の下にある秘密
東京ディズニーランドの「水上の宮殿」と名高い、「蒸気船マークトウェイン号」
1850年代のミシシッピ川を航行した外輪船を再現し、「トム・ソーヤの冒険」の執筆者の名がつけられた4層構造の船は、定員数475人も乗れるほどの大きさを誇ります。
造り物でない船であるため、船舶法に則って旅客船として登録されており、実際に「アメリカ河」をクルージングする臨場感あふれるアトラクションです。
「蒸気船マークトウェイン号」は、横転の恐れがある強風さえ吹かなければ運行します。
運行時はどんなときでも、全く同じ航路。
同じ場所で、同じ角度で曲がり、「アメリカ河」を一周するのですが、何故、そのような運航が可能なのでしょうか?
その理由は「アメリカ河」の中に隠されています。
実は「アメリカ河」の中にはレールが敷かれており、「蒸気船マークトウェイン号」はそのレールの上を運行しているのです。
レールがあるからこそ、はみ出すことなく、毎回同じ航路を進むことができるわけです。
これも全て「ゲストの安全」のため。
ちょっとした雨風が原因で航路が曲がる、あるいは曲がるべきところで曲がれなかったら、大きな事故に繋がってしまいます。
そのような事故を防ぐためにレールが敷かれているのです。
レールでコントロールされているとはいえ、旅客船として登録されている本物の船には変わりありません。
皆さんも優雅なクルージング楽しんでみてはいかがですか?