【tdr0590】今TDL周辺ホテルに異変が起きている?サービスや宿泊プランの改変に大注目!

東京ディズニーランドの新しい夜の目玉ショーの登場で、浦安市舞浜周辺の有名ホテルがこぞってサービス内容の変更や改装を実施し、注目を集めています。

夜のショーを楽しむ為、閉園時間ギリギリまでTDLにとどまる来場者が増え、それに伴い周辺ホテルへの宿泊者を増加させているのです。

その一方で、チェックインの時間が深夜帯になる現象が一般化し、こうした客足の変化に対応すべく、各ホテルは様々な新しいプランやサービスの変更、改装などを積極的に行っています。

1:レストランのレイトディナーサービスに注目

TDLで2014年5月末に始まった夜のショー「ワンス・アポン・ア・タイム」は、夜空に映える美しいシンデレラ城をスクリーンに、プロジェクションマッピングの技術を駆使した映像と音楽、そして花火を融合させた一大スペクタクルショーです。

ナイトショーである上、週末や繁盛記には1日2回の公演でTDLの閉園ギリギリにも開催されるため、このショーを最後まで見るために舞浜周辺のホテルに宿泊をする来場者が増え、夏休み期間は連日満室状態が続きました。

周辺ホテルでは、「ワンス・アポン・ア・タイム」の鑑賞券と宿泊をセットにしたパッケージ商品の売れ行きが好評で、ショーの開催以来各ホテルの客室稼働率は目に見えて上がっています。

しかし、その一方で、ショーの終了時間に合わせて、宿泊客のホテル入り時間が従来と比べて1時間ほど遅くなり、22時以降のチェックインが増えました。

その結果、ディナータイムのレストランに人が入らなくなるという現象が起きています。

そこで、ホテル側が導入したのがレストランの深夜サービス。

お弁当やサンドイッチなどの軽食メニューをはじめ、サンルートプラザ東京では午前0時までの「お夜食バイキング」が人気を呼んでいます。

2014年夏には、TDLオープン以来根強い人気を誇るアトラクション「ジャングルクルーズ」もリニューアルオープン。

趣ある夜の密林風景を楽しもうと、日が暮れてからの「ジャングルクルーズ」を楽しみにしている来場者もますます増えており、周辺ホテルの利用客の深夜サービスの需要は今後ますます増えそうです。

2:大手ホテルのリニューアルラッシュに注目

連日盛況だった夏休みの好調をそのまま秋以降にも引き継いでいこうと、改装に乗り出すホテルも出てきました。

特に、ターゲットを明確にして、ファミリー向けの多人数客室を増設したり、テーマ性をもたせた内装で特別感をだした豪華客室の新設もすすんでいます。

サンルートプラザ東京では、積極的な家族連れ客の取り込みのため、定員が6人の「コンフォートデラックスルーム」を4室新設。

室内にはベッドが4つあるほか、バスタブも広めに作られており、見事に3世代家族やグループ層をターゲットにした集客が成果をあげ、夏休み中の客室稼働率は98パーセントを記録し、その人気は秋以降も続いています。

さらに、高級感にこだわった「ブライズ&プリンセススイート」は、1泊1室18万円という価格帯にもかかわらず、予約が相次いでおり、ホテル関係者は喜びの声をあげています。

この背景には、世論として「多少お金をかけてでも旅を楽しいものにしよう」という機運が生まれてきたことや、東京オリンピックの開催決定も追い風になっているのではないかと分析しています。

また、東京ディズニーランドホテルは2015年3月までにディズニーキャラクターにちなんだスペシャルルームを新設。「シンデレラ」「美女と野獣」「ふしぎの国のアリス」「ティンカー・ベル」をモチーフにした合計182室がオープン。

7月に客室全面リニューアルオープンするシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルでも、テーマ性をもたせた客室の改装がすすめられており、子連れ家族層をターゲットに船室をモチーフにした客室や、シニア層や海外からの客層を狙った和風デザインの「ジャパニーズスイート」なども完成します。

それにさきがけ、キャパシティ2000人を誇る大宴会場もリニューアルオープンし、新装シェラトンの集客力が注目されています。

客室のリニューアルのほかにも、ヒルトン東京ベイでは設備のアップデートが進行中で、10月には最新のプロジェクターやオーディオ機器を備えた宴会場やイベントルームが完成し、様々なイベントへの対応が可能になります。

TDLの変化とともに、リニューアルを続ける舞浜周辺のレジャーエリア一帯の動向から、今後も目が離せませんね。

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