【tdr0524】東京ディズニーランドの開園には業務提携から9年かかった

東京ディズニーランドが開園した1983年4月15日

この日は日本にディズニーランド誘致が実現した記念すべき日になりました。

誘致には数々の困難がありました。

まずはウォルト・ディズニー・カンパニーとの交渉、そして浦安市住民と浦安沖で漁業を営む漁師たちとの交渉、更には予定を上回る建設費用の問題、などなど、日本にディズニーランドをオープンするに至るには、一つ一つの問題が大きく、なかなか進展しませんでした。

その証拠というのもなんですが、オリエンタルランド社とウォルト・ディズニー・カンパニー(旧:ウォルト・ディズニー・プロダクションズ)が業務提携について基本合意を得たのは、東京ディズニーランドが開園する約9年も前の1974年12月のことです。

もちろん9年間なにもしてこなかったわけではありません。

上記に述べた内容の他、ディズニーランドに関する様々な取り決めや、手続き、人材育成など、何もないゼロの状態からのスタートですから、やることが多く、長い歳月を費やさなければならなかったのです。

また、アメリカで通用していたからと言って日本でそのまま通用するというわけでもありませんから、文化的な違いなどで生じる問題の微調整にも時間がかかりました。

そうこうして東京ディズニーランドの土木・植栽が開始されたのは、基本合意から数えて6年後の1980年12月。

建設は1981年4月からの着工でした。

様々な問題を解決し、莫大な費用と時間を費やして、ようやく完成した夢の国東京ディズニーランド。

その苦労があるからこそ、素晴らしいテーマパークとして今なお人々に愛されているのですね。

関連記事

ページ上部へ戻る