【tdr0814】難病と闘う一人の少女を見舞いにきたシンデレラ

2008年11月30日、とても重い病を抱えた女の子が生まれました。

その名は「アディ・グレース・ガーナー」

彼女は生まれながらずり這い、歩行、頭頸部の制御、さらには嚥下に影響する自発的な筋肉の動きを制御する神経を破壊する遺伝子疾患「脊髄性筋萎縮症」という難病を患っていたのです。

医学が進歩している現在でも治すことが出来ない難病でありながら、アディが3歳になる頃には、人を笑わせることが大好きな女の子へと成長しました。

その頃の彼女の願いは「ビビディバビディブティックでプリンセスに変身したい」というもの。彼女はシンデレラが大好きで、憧れのシンデレラのようにプリンセスになりたいと思ったのでしょう。

そして2012年3月、その願いを叶えるためフロリダ州にあるディズニーワールドへ行くことが計画されたのですが・・・計画寸前のところで病状が悪化。小児集中治療室に入院することになってしまいました。

楽しみにしていたディズニーワールドへの旅行が叶うどころか、小児集中治療室で呼吸器や医療器具に繋がれることになったアディ。

いくら明るいとはいえ、ショックだったことでしょう。

しかし、そのショックも吹き飛ぶサプライズが彼女を待っていました。

なんと、夢の国から彼女が大好きな「シンデレラ」がお見舞いにやってきたのです。

プリンセスに変身する希望が叶えられなかった少女のために、シンデレラは特別に小児集中治療室を訪問し、アディと話したり、歌ったり、物語を読んだりして数時間過ごしました。

プリンセスになれなかったものの、大好きなプリンセスに会うことが出来たアディ。夢のようなひと時を過ごして元気を取り戻した彼女は、今も難病と闘いながら明るく過ごしています。

関連記事

ページ上部へ戻る