【tdr1732】コロンビア号内の新聞記事から読み解く小ネタ その5

前回に続き、S.S.コロンビア号にある「タートル・トーク」のウェイティングエリアに貼られた新聞、「ニューヨークグローブ通信」の内容について書いていきます。

前回はコロンビア号のスペックについてでしたが、今回は新聞の下部記事を訳していきます。

Stereoscopic photographs of the S.S.Columbia inaugural.Celebration will be available for purchase tomorrow.
(S.S.コロンビア号初の立体写真。明日購入できます)

A selection of stereoscopic views of the S.S.Columbia inaugural celebration – such as the one shown above – will be available for purchase beginning tomorrow morning at any news stand that carries the daily edition of the New York Globe Telegraph.These historic souvenirs will be offered to the public only while supplies last.
(選ばれたS.S.コロンビア号祝賀会の立体写真-たとえば上記のもの-は、ニューヨーク・グローブ通信の日刊を置いているニューススタンドで明日の朝から購入できるようになります。これらの歴史的な記念品は最後の供給期間のみ一般公開されます)

President Roosevelt leads S.S.Columbia inaugural celebration.
(ルーズベルト大統領、S.S.コロンビア号の祝賀会をリード)

Former President Theodore Roosevelt was in full voice today as he spoke before an audience of dignitaries and invited guests at the lavish celebration in honor of the passenger liner,S.S.Columbia.
(セオドア・ルーズベルト元大統領は今日、聴衆の前で講演し、旅客ライナーであるS.S.コロンビア号に敬意を表して豪華なお祝いにゲストを招待しました)

During a two and one half hour speech before the rapt audience.President Roosevelt praised U.S.Steamship Co. owaner Cornelius EndicottⅢ as a “true visionary” and a “maritime pioneer”. At the end of his oration the former president proclaimed the S.S.Columbia to be the finest ocean liner in the world.He then introduct President Taft,who recited the poem.”Columbia,the Gem of the Oceans” to the enthralled crowd.
(熱中した聴衆の前で2時間半のスピーチの中、ルーズベルト大統領は“新の先見の明”と“海事のパイオニア”としてU.S.スチームカンパニーのコーネリアス・エンディコット三世を称賛しました。彼の演説終わりには元大統領はS.S.コロンビア号を世界で最も優れた会用ライナーだと宣言しました。それから彼はタフト大統領の詩を紹介しました。心を奪われた群衆へ“コロンビア、海の宝石”と)

To our readers:The complete text of president Roosevelt’s speech will be published in tomorrow’s edition of the Globe telegraph.
(私たちの読者に:ルーズベルト大統領の演説の全文は、明日のグローブ通信に掲載される予定です)

以上の訳から解るとおり、コロンビア号の祝賀会に多くの人々が興奮したようです。

それもそのはず、世界一と言われるほどの豪華客船が完成し、それがニューヨーク港から出港しようというのですから、浮かれるのも仕方ありませんね。

さて、この新聞をまとめると・・・上部では処女航海を迎えるコロンビア号の紹介、中央では処女航海に至るまでの年表とスペック、そして下部には祝賀会の様子などが書かれたもの、でした。

写真や大体の単語で「S.S.コロンビア号のことなんだろう」ということは一目でわかるとは思いますが、いざ読んでみるときちんと書かれており、仕事の細かさに驚かされます。

ディズニーリゾート内にはこうした新聞が他にも沢山掲載されているので、気になる方は翻訳にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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