【tdr1691】表向き見えないようにしている拘りの街灯
東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーを照らす街灯。
イタリアの港に溶け込む繊細かつ優美なデザインの街灯があちらこちらに建っていますが、実はこの街灯、“ただの街灯”ではないのです。
表向きは見えないようになっていますが、通りの反対・・・つまり街灯の裏面下部にメーカーロゴの「NERI LONGIANO ITALIA」という刻印を確認することが出来ます。
このメーカーは実在するイタリアの街灯器具専門メーカー。
イタリアの港町をモチーフとしたこのメディテレーニアンハーバーの雰囲気に合わせ、実際にイタリアの街灯メーカーからアイテムをチョイスしたというわけです。
そんな拘りの演出にも拘らず、メーカーロゴが通りに対して背面になっている・・・というのは恐らく、景観・世界観を損なわないようにするため、でしょう。
バッグや服のタグが内側にあるよう、メーカー名が目につかないようにすることでエクステリア(外装・外観)を整えているのだと思われます。
・・・実在しない街に「ITALIA」というのも世界観が崩れてしまいますからね。
因みに、この街灯メーカーの創業は1962年。メディテレーニアンハーバーの世界観は1900年代はじめなので、時代背景を考えると合いません。
それも考慮して目立たないように配置しているのかもしれませんね。