【tdr1086】ランドとシーの初期投資額はいくらかかった?

1983年4月15日に東京ディズニーランドが、2001年9月4日に東京ディズニーシーがオープンし、2パークとなってから15年が経ち、ますます盛り上がりを見せる東京ディズニーリゾート。

不景気の煽りを受けて入園料が値上がりする一方、その入園者数は右肩上がり。

さて、そんな勢い衰えぬランドとシーですが、その初期投資額はどれほどかかったのでしょうか?

東京ディズニーランド:約1,800億円
東京ディズニーシー :約3,350億円

なんと、ランドの約1.8倍もの金額がシーに投資されていました。

額面だけ見ると「じゃあ、シーの方がお金掛かってるんだね」と、単純に思ってしまいそうですが、1983年と2001年とでは所得も時価も異なるため、そう簡単には比較できません。

1980年は給与所得者の平均年収が295万、大卒初任給が11万の時代に対し、2000年は給与所得者の平均年収が461万(1980年の約1.5倍)、大卒初任給が19万(1980年の約1.7倍)と給与の金額に差があります。

このことから解るように時価も異なるため、投資額の数字に大きな差があるからと言って、まるっきり投資価値に差があるわけではないでしょう。

因みにオリエンタルランドは今後ランド・シーの拡張・再開発に伴い、約5,000億円の設備投資を行うと発表しています。

2000年以降は所得にそこまで差が生まれていませんから、この金額は単純にシーの1.5倍。

一つのテーマパークが作れるだけの巨費を投じて、何処まで変化するのか今から楽しみですね。

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