【tdr1690】「イル・ポスティーノ・ステーショナリー」に飾られた本物の道具とは2
東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーにあるショップ「イル・ポスティーノ・ステーショナリー」
店名がイタリア語で“郵便屋”という意味を持つこともあり、店内のインテリアや小物に郵便屋さんらしいものが用意されています。
有名なのは海側に向いている飾り窓の卓上カレンダー。
日付がディズニーシーがオープンした9月4日になっていることから、ファンの間では有名なアイテムですが、同じ棚にはひっそりと当時利用されていた“あるもの”が置かれています。
そのあるものとは“ホッチキス”。
右側窓の上部に大きなバネの付いた鉄製の道具が置いてあるのですが、実はこれが1898~1924年の間まで実際に販売されていた「Hotchkiss No. 1 Paper Fastener (model without tail)」なのです。
因みに「ホッチキス」は本来商標であり、道具としての名称は「ステープラー」というのは有名な話ですが、その由来となったのはこの「Hotchikiss No.1」。
1903年に伊藤喜商店(現、株式会社イトーキ)が初めて輸入、以降徐々にその名前が浸透したそうです。
時代背景に合わせ、実際に使用していた道具をディスプレイするとは、ディズニーの演出に対するこだわりが感じられますね。