【tdr0353】東京ディズニーリゾートに設置されているスプリンクラーの役割とは
水に圧力をかけて飛沫状にし、散布するスプリンクラー。東京ディズニーリゾートにも多く配置されています。
通常、スプリンクラーは火災時の消火や、農地や畑、庭や芝生などに水を供給する灌漑などに用いられるイメージが強いですが、東京ディズニーリゾートではこれらの用途とは別な使い方もされています。
その用途とは、『洗浄』
東京ディズニーリゾートは浦安沖に立地しています。
つまり、東京ディズニーリゾートの施設および施設内は潮風にさらされているわけです。潮風は塩分を含んでいますから、蓄積されれば、建物には錆びなどが生じて劣化を招きますし、植物等が枯れる原因にもなります。
これらの被害を防ぐため、スプリンクラーを作動させて真水による洗浄を行っているのです。
また、スプリンクラーには砂などの粉塵が飛散しないようにするための防塵効果や、散水による気化熱での冷却効果もあります。
スプリンクラーひとつで、消火、灌漑、洗浄、防塵、冷却という5つの効果を発揮するのですから、これは一石二鳥ならぬ一石五鳥といってもいいですね。