【tdr1069】ファンタジアは元々ミッキーのためだけに製作された?

ディズニー長編アニメーションの3作目として1940年(日本では1955年)に公開された不朽の名作「ファンタジア」

バッハ、チャイコフスキー、デュカスなどの8編からなるクラシック音楽を基にした世界初のステレオ音声作品で、アカデミー賞で特別賞を受賞するなど大きな功績を残しました。

さて、ファンタジアといえば、やはり魔法使い姿のミッキーマウスが活躍する3編目の「魔法使いの弟子」を連想する方も多いかと思いますが、この作品は元々、「ミッキーのために企画された」と言われています。

実は、ファンタジアが製作された時期はミッキーの注目度が下がっていました。

それというのも1937年に「白雪姫」が、1940年に「ピノキオ」が公開され、ディズニーと言えばミッキーというイメージが薄らいでいたのです。

このままでは徐々にミッキーが忘れられてしまうのではないか、活躍する場がなくなってしまうのではないか、そう不安になったウォルトが再びミッキーに注目を集めるためにファンタジアを作った・・・というのです。

ミッキーと魂を分かち合ったウォルトだからこそ、ミッキーの存在を忘れられたくなかったのかもしれませんね。

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