【tdr0924】過去にもらった優先券が起こした夢のような感動話

これは2012年、Yahoo!知恵袋に投稿されたエピソードです。

2006年頃の出来事です。

母親とその姉(叔母)と3人で東京ディズニーランドへ行ったAさん。

いくつかアトラクションに乗ったあと、「プーさんのハニーハント」の前を通りました。

そのとき、Aさんが「プーさんのハニーハント、私乗ったことないんだよなぁ・・・」と呟くと、それを聞いた叔母が「すごく可愛いから乗ったほうが良いよ!乗ろうよ!」と大プッシュ。

そのとき、既にファストパスの発券は終了しており、待ち時間は120分と三桁を超えていましたが3人は並ぶことにしました。

並び初めて5分くらい経った頃、叔母が思い出したかのようにバッグから1枚の紙を出しました。

なんと、その紙は7年前(1999年くらい)に貰った優先券。当時、「ピーターパン空の旅」の不具合から途中下車した際に渡されたものでした。

そして、その紙を出した叔母は「これで『プーさんのハニーハント』に乗れないかな?」と言い出しました。

この優先券が使用できるアトラクションは「カリブの海賊」や「スターツアーズ」などのアトラクションに限定されている上、「プーさんのハニーハント」が作られる前の物。本来なら適用外なのですが、叔母はアトラクション入口にいたキャストに声をかけに行きました。

Aさんと母は「どうせ無理だろう」と期待せずに待っていると・・・、叔母と共に、上に確認を入れたそのキャストがやってきて「今お並び頂いているハニーハントへご案内致します!」と笑顔で声をかけてきたのです。

その返答を聞いた叔母は“優先券が2名まで”と記載があることから、「私の妹(Aさんの母)と姪っこ(Aさん)はハニーハントに乗った事がないので二人を乗せてあげて下さい。私は何度か乗ったことありますから・・・」と自ら辞退し、2人に席を譲ったのですが・・・。

キャストはすかさず、「いいえ、是非皆さんで楽しんで下さい!この券を長年大切にして頂いていたことが嬉しいんです!」と3人とも専用の入口に案内してくれたのです。

この出来事に感動し、「プーさんのハニーハント」を心の底から楽しんだあと、案内してくれたキャストが3人を待っていました。

そして、「初めてのプーさんのハニーハントはいかがでしたか?」と聞いたあと、出口まで見送り、「夢の世界へいってらっしゃい!」と笑顔で送り出してくれたそうです。

この手厚いサービスに感激した3人はしばらく涙し、後日、叔母は感謝の手紙を投函。キャスト用の広報誌に掲載され、多くのキャストに知られるエピソードとなりました。

この出来事以来、Aさんは東京ディズニーランドへ行った際は必ず「プーさんのハニーハント」に乗るようにしているそうです。

本来なら適用外の優先券。

それでも二人を想う叔母の気持ちと、叔母の気持ちを汲んだキャスト側のサービスが光るエピソードですね。

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