【tdr0844】オリエンタルランド設立時は超小さい会社だった?

夢の国である東京ディズニーリゾートを管理運営している株式会社オリエンタルランド。

1960年7月11日に設立し、半世紀以上経った今、正社員2,229名、テーマパーク社員820名、準社員18,706名を雇用する大きな会社へと成長しました(2015年3月31日現在)。

ディズニーランドを日本に誘致した功績もあり、元から立派な会社のように思われがちですが、意外なことに設立当時は「会社名だけがあるだけ」といっても過言ではない状況でした。

設立当時、初代社長だった川崎千春が籍を置いていた、京成電鉄本社(東京上野)の5階に会社を儲けたのですが、会社と言うにはあまりにお粗末な状態でした。

オリエンタルランドに在籍する役職員はたったの3名で、用意された席もたった3つ。専用の電話すらなく、京成電鉄株式係の電話を借り、交換代を通して通話するという前代未聞の有り様でした。

そして設立から1年後の1961年、この会社に後の社長となる高橋政知が専務として入社。高橋はたった一人の実働部隊として、浦安漁民との交渉を開始し、埋め立てる準備を整えていきました。

そうして、幾度の困難を切り抜け、無事日本にディズニーランドを誘致させることに成功したオリエンタルランドは、一躍大成長を遂げ、今日に至ったのです。

小さい会社が大きい会社になるサクセスストーリーはよく耳にしますが、それにしても役職員3名の会社が出発点だなんて、信じられませんよね。

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