【tdr0483】ジーニーのハイテンションはアドリブの産物だった!?
ディズニー映画「アラジン」に登場する、ランプの魔人「ジーニー」
ランプの魔人、という立ち位置ですが、その役割よりもどちらかというと、ハイテンションムードメーカーな一面の方が印象深いのではないでしょうか?
軽快なトーク、ユーモアあふれるジョーク、舌をかみそうな言葉をまるで呪文を唱えるかのように簡単に並べ、相手に喋らせる隙を与えないほどに畳みかけてくる、トークの天才ですが、実は元々、こんなに明るいキャラクターになる予定ではなかったのです。
ジーニーがここまでお喋りさんになってしまったのには、原語版声優である「ロビン・ウィリアムズ」が関係しています。
ロビンはシカゴ出身の俳優兼コメディアンで、「ハイテンションな演技」で有名。そんな彼がアフレコ時に、長年の芸歴で磨いたトークセンスでアドリブを連発しまくったのです。
そのアドリブが使い物にならなければ「撮り直し」となりますが、見事な言葉遊びが受けて採用され、皆さんの知る落ち着きのないジーニーになりました。
ちなみに、日本語版声優を務めるのは「七色の声を持つ男」とも言われている「山寺宏一」さん。
山寺さんも負けず劣らずのハイテンション演技でアフレコに挑み、「絨毯に負けるなんてジュウタンじゃないよ!」といった言葉遊びを入れるなどの大幅なアレンジを加えています。
もし、ロビンのアドリブが採用されていなかったら・・・ジーニーの個性がなくなり、面白さが半減していたかも・・・しれませんね。