【tdr0207】震災はディズニーリゾートの大切な道を壊した?
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。
マグニチュード9という、日本での観測史上最大の記録を出し、東日本を主体に大きな被害を生みました。
この地震による液状化の被害は被災地の東北から関東にかけて広範囲で発生し、液状化が起きやすい地盤の緩い地域のみならず、利根川沿いや、埼玉県、千葉県の内陸部でも起き、住宅が傾いたり、道路に穴があいたりなどの被害が多数発生しました。
また、この地震に伴う地殻変動によって仙台平野の海岸や平地部などを始めとした地盤沈下も発生。
道路は流出や法面崩落などにより、高速道路15路線、直轄国道69区間、都道府県等管理国道102区間、県道等540区間で通行止めになりました。特に主要被災地である宮城県仙台市から三陸沿岸地域を縦走する国道45号や太平洋側一体沿岸部の道路は被害が激しく、多くの箇所で通行できない状況に。
東北地方太平洋沖地震が引き起こした地盤、道路等への被害はこれほどまで広大だったのです。
さて、こんな状況ですから、東京ディズニーリゾートでも地震による地盤被害が発生しました。
しかも、人生において、「とても大切な道」が壊れてしまったのです。
その道とは最良の人と歩む道、「ヴァージンロード」
東京ディズニーリゾートには「ディズニー・フェアリーテイル・ウェディング」という人気のウェディングプログラムが用意されています。愛する人と一生を添い遂げる誓いをする、そんな大切な式をミッキーマウスなどのディズニーキャラクターに囲まれて行うという夢のようなプログラムです。
半年先まで予約が埋まるほど、人気のあるプログラムだったのですが、震災によりウェディングどころではなくなってしまいました。上記に書いたとおり、道路や地盤がいたるところで被災、公共交通機関は大打撃を受け、東京ディズニーリゾートは電力不足のため休園・・・となれば仕方ありませんよね。
当時、式の延期は東京ディズニーリゾートに限ったことではありませんでしたが、結婚式を控えていた方々にとっては辛い結果となってしまいました。