【tdr0137】「リロ&スティッチ」とコラボした大物ミュージシャンとは?

2002年6月21日(日本では2003年3月8日)に公開されたディズニー映画「リロ&スティッチ」公開後はスティッチの可愛らしさから関連グッズは大人気となり、映画自体も大ヒットを記録した本作には、「ある大物ミュージシャン」の写真や楽曲などが多く登場します。

その大物ミュージシャンとはロックンロールの誕生と普及に貢献し、ビートルズなど様々なアーティストに影響を与えたキング・オブ・ロックンロール「エルヴィス・プレスリー」1954年から1977年の期間、音楽界を盛り上げた誰もが知っているロックンローラーですね。

それにしても、なぜ「エルヴィス・プレスリー」に関連するものが登場することになったのでしょうか?

その理由は「リロ&スティッチ」の舞台になっている「ハワイ」が関係しています。

ハワイはエルヴィスにとって第2の故郷であり、「ハワイと言えばエルヴィス」と言っても過言ではないほど密接な関係にあります。このため、エルヴィスは度々ハワイに貢献してきたという背景があります。

そのひとつに、ハワイ州オアフ島にある「パールハーバー」にあるアリゾナ記念館が挙げられます。このアリゾナ記念館は、なんとエルヴィスが開催したチャリティ・ショーによって建設されたのです。

そんなエルヴィス縁の地であるハワイが舞台ということで、劇中でエルヴィスの楽曲を使用したいと考えられたわけですね。

当然、使用には権限を握っている関連団体の許可が必要です。

特に楽曲使用は神経質な問題ですから、交渉はそう簡単にはいかないであろうと思われました。しかし、実際蓋を開けてみると、関連団体は快く申し出を受け入れ、楽曲の使用許可を下してくれたのです。

本作公開時は丁度エルヴィスの没年25年ということもあり、エルヴィスを知らない世代に認知してもらう絶好の機会になるであろうことは容易に考えられました。そのため、エルヴィスの楽曲「悲しき悪魔」や有名な白い衣装のデザインの使用のほか、モノマネなど幅広く許可したのです。

これにより、ディズニーとエルヴィスのコラボが実現、再びエルヴィスが注目されるきっかけになりました。

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