【tdr0504】フロリダのディズニーリゾートにある消防署のイメージキャラクターは犬?
ギネスワールドレコーズも認める世界最大のアミューズメントリゾート「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」
アメリカ合衆国フロリダ州オーランド市の湿地帯にあり、その広さはなんと27,400エーカー(3,400万坪)
この敷地の広さを別の物と比較すると・・・「アナハイムのディズニーランドの250倍」、「東京都世田谷区の約2倍」、「山手線の内回り面積の1.5倍」、「東京ドーム約2,400個分」に相当します。
驚きの広さですよね。
この広大な土地に、マジック・キングダムをはじめとする4つのディズニーパークに、2つのディズニーウォーターパーク、6つの18ホールゴルフコースにレースサーキット、直営ホテルにオフィシャルホテル、ショッピングモールに野球場、キャンプ場・・・などなど、ありとあらゆるものが詰まっています。
そんな「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」には火災対策のため、4か所の消防署が設けられています。
さて、この消防署のイメージキャラクターはディズニー作品でもお馴染みの動物なのですが、何かご存知ですか?
正解は「101匹わんちゃん」で大活躍する「ダルメシアン」なのです。
実はダルメシアンを消防署のキャラクターにするのはメジャーなことで、別に「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」に限ったことではありません。
それにしても何故、ダルメシアンが起用されたのでしょうか?
17~19世紀、馬車が交通手段の主流となった時代。
ダルメシアンの活発な性格と、何キロも走ることができる筋肉質な体、馬との相性が抜群である、という点を考慮された結果、馬車と並走する犬として訓練されました。
実は「唯一馬と走れる犬」と言われるほど、タフな犬種なのです。
そして、消防署で馬車が使われるようになると、馬と相性のいいダルメシアンも消防署で飼われ、活躍しました。
火災時は馬車を現場まで先導し、現場に着くと盗難を防ぐために番犬となって馬車を守り、待機等で馬にストレスが溜まらぬよう、馬の相手をしたそうです。
こうした歴史的背景から消防署のイメージキャラクターとして多用されるに至ったのですね。