【tdr1693】超リアルな再現率「パラッツォ・カナル」の工夫

東京ディズニーシーのテーマポート「メディテレーニアンハーバー」

その一角にイタリアのヴェネツィアを再現したエリア“パラッツォ・カナル”があります。

年季のはいった建物に挟まれた運河と、優雅に進むゴンドラの景色は、まさにヴェネツィアの街並みそのもの。
日本にいることを忘れてしまいそうなほどの再現率から、隠れた人気スポットでもあります。

さてそんなパラッツォ・カナルには“水の都”を再現するために、様々な工夫がなされています。

高潮
パラッツォ・カナルにある建物の壁には、高さの異なる白い線が2本残っています。

これは高潮の跡で、2回も高潮の被害に遭っていることが表現されています。

幼児の身長を軽く超える高さですから、なかなか大変な被害に遭ったことが想像できます。

建物にめり込んだ柱
柱がめり込んでいる建物があるのですが、これは“通りだった場所を部屋にした“改修跡。

元は道だった場所に部屋を増やす際、その場所に建っていた柱を取り外すことなく壁に埋めて改修してあるのです。

随分大胆な改修工事ですが、イタリアの古い建築物にはよく見られるそうです。

窓にはめられた鉄格子
パラッツォ・カナルの建物でよく見られる、鉄格子付きの窓。

折角の窓なのに、鉄格子がついている建物が多くありますが、これは窓の数だけ税金が課せられる『窓税』を免れるために付けられています。

以上のように特徴をきちんと掴み、再現しているからこそ、パラッツォ・カナルはリアルな水の都になっているのですね。

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