【tdr0365】心理作戦?東京ディズニーランドの地面色に込められた意味とは
東京ディズニーランドには7つの「テーマランド」があり、施設やアトラクションは勿論、BGMやカラーリングに至るまで、テーマごとに統一されています。
このため、テーマランドを移動すると違う世界に来たかのような感覚を味わうことができるわけです。
その一役を担っているのが「地面の配色」
これもテーマランドごとに異なるのですが、この配色には意味があるのです。
○ワールドバザール :赤 レッドカーペットのイメージ、おもてなしの意
○アドベンチャーランド:緑 ジャングルで生い茂る草木のイメージ
○ウエスタンランド :赤茶 西部の赤土のイメージ
○クリッターカントリー:黄 小動物が駆け巡る自然の土のイメージ
○ファンタジーランド :青緑 シンデレラ城が建つ丘の草原のイメージ
○トゥモローランド :青 宇宙空間や未来のイメージ
○トゥーンタウン :薄橙 ディズニーアニメのイメージ
以上のように配色を変えているのです。
特にメインエントランスでもあるワールドバザールの地面色をレッドカーペットの赤い色にする、というのはよく考えられていますよね。
地面の配色以外にも施設の配色やテーマごとのキャストの衣装を変えることで、テーマランドのイメージや空間を変えています。
こうしたカテゴライズされたものを領域ごとに区画し、配置する「ゾーニング」を見事に実践しているからこそ、「違う世界に来たかのような感覚」を体験することができるというわけですね。