【tdr0171】「101匹わんちゃん」で声優が途中で変わった?

1961年1月25日(日本では1962年7月27日)に公開されたウォルト・ディズニー・カンパニーが製作のアニメーション映画「101匹わんちゃん」。

原作はドディー・スミス著の「The Hundred and One Dalmatians(ダルメシアン100と1ぴきの犬の物語)」で、2匹の成犬と99匹の子犬たちが大暴れする、痛快な作品です。

興行的に見ても成功を収めた本作ですが、この作品内において、「通常はあり得ない」ことが行われました。

さて、それは一体何でしょうか?

その答えは「声優を途中で変える」ということ。

やむを得ない事情がある場合、声優が変わる、ということも珍しいことではありませんが、そういう場合は「最初から撮り直す」方法をとるのがスタンダードです。しかし、本作では「最初から撮り直す」なんてことはせず、本当に途中から声優を変えたのです。

その声優が変わったキャラクターはダルメシアンの成犬で主人公である「ポンゴ」の妻「パーディタ」。主要キャラクターの声優を途中で変えるなんて普通は考えられませんよね。

当初、女優「リサ・ダニエルズ」が「パーディタ」の声すべてを担当する予定でした。
しかし、結婚を機にニューヨークへ移り住むこととなった彼女は、3分の1まで収録したところで切り上げてしまいました。そこで、残り3分の2を声質の似た「ケイト・バウアー」に頼み、収録したのです。

声質が似た人を見つけることが出来たからこそ、大きな違和感を覚えずに済んだわけですが、結婚による引っ越しが理由というのはやはり腑に落ちませんよね?「最後まで収録してから引っ越すわけにはいかなかったのかな」と思ってしまいます。

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