【tdr1826】一体何があった?ハイタワーが失踪前日の時系列

ディズニーシーの人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」

呪いの偶像“シリキ・ウトゥンドゥ”の呪いか、突如起きたエレベーター事故をきっかけにホテルハイタワーのオーナー“ハリソン・ハイタワー三世”が失踪。

それから13年の月日を経て、歴史的価値を訴えたニューヨーク市保存協会によって見学ツアーが始まった・・・というのが、このアトラクションの有名すぎる設定ですが、ハイタワー三世が失踪する直前の時系列はあまり知られていません。

・・・ということで、今回はハイタワー三世が失踪した前日の時系列をまとめてみました。

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1899年12月31日 8:00
ハイタワー三世、シリキ・ウトゥンドゥの写真を撮る。(ホテル内にある現像室に吊るされている)

12:00
ハイタワー三世のプライベートオフィスで記者会見が開かれる。

記者団の中にいたマンフレッド・ストラングが「それは呪いの偶像だと言われていますよね?」と質問。それに対し、ハイタワー三世は「呪いの偶像だと?バカバカしい!」と馬鹿にし、 そのあとも質問し続けるストラングを追い出す。

13:00
昼食を摂ったあと2階の「ファラオ探検クラブ」へ向かう。そこで葉巻を嗜みながら仲間たちと談笑する。

19:00
「アトランティス・ボールルーム」で“コンゴ河遠征帰還パーティー”が開かれる。ストラングがウエイターに化けて潜り込む。

20:00
ディナータイム。ランタンスライドを使って、遠征の様子を解説する。

22:00
少女と一緒にダンスを踊る。その後、少女は母親につまみだされる。

23:45
自室にシリキ・ウトゥンドゥを飾るため、執事のスメルディングに接待を任せ、エレベーターに乗り込む。

心配するスメルディングを余所に呪いを信じていないハイタワー三世は扉が閉まる直前、咥えていた葉巻の火をシリキ・ウトゥンドゥの頭に押し付ける。

この様子はストラングも目撃している。

1900年1月1日
突如、ホテルが停電。緑色の光がホテルを包み、エレベーターが12階から1階まで落下。

変形したエレベーターに駆け付けたスメルディングとストラング。

中を見ると、ハイタワー三世がかぶっていたと思われるトルコ帽とシリキ・ウトゥンドゥのみが残されており、ハイタワー三世の姿はなかった。

火の気はないものの、煙が上がるホテルへ消防車が駆け付ける。

その後、原因が判明するまでの間、ニューヨーク市消防署によりホテルを閉鎖。

突然の停電と緑色の光に驚いて避難したゲストは忘れ物を取りに行くことも許されない状況だった。

このときの様子をベアトリス・ローズ・エンディコットは

“突然ホテルの電気がすべて消えて、その数秒後、ちょうどホテルの最上階の窓が緑色に光ったの!私は思わず叫んでいたわ!あれはハイタワー氏の部屋だった!その後、緑色の光がホテルを貫いて、下に落ちていきながら窓ガラスを内側から照らし出したの。

今までに見たことのない光。そして、ホテルの全面の大きな窓が爆発とともに勢いよくはじけ散った!

人々の叫び声もその爆発音でほとんど聞こえなかったわ。

すぐに消防車のベルやサイレンが聞こえてきたけれど、ハイタワー氏の部屋から出ている一筋の煙以外、ホテルに火は見えなかった。

まるで命を吸い取られたように、ホテルはまったくの暗闇だったわ。”

と日記に書いている。

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以後、ホテルはベアトリス率いるニューヨーク市保存協会が改修、公開するまでの約13年ものあいだ閉鎖され続けました。

もし、この日ハイタワー三世が記者会見でシリキを馬鹿にせず、エレベーター内で火を擦りつけなければ・・・結果は違っていたのかもしれませんね。

ただ、この偶像を手にした時点で、傲慢な彼の破滅は誰も止められなかったことでしょうが・・・。

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