【tdr1820】タワー・オブ・テラーの庭園には危険がいっぱい?

混雑時に解放されるタワー・オブ・テラーの庭園。

その庭園にはハイタワー三世が世界各地から集めた彫像や美術品が並び、植物の葉が生い茂っています。

13年前に起きたエレベータ事故以降、管理されていた植物が荒れ果ててしまった状態なのですが、事故以前はどんな庭だったのでしょうか。

庭園に設置されたプレートから当時の様子を振り返ってみましょう。

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My Gardeners Toil Day And Night To Lay This Precious Gift At Your Feet
(私の庭師はあなたの足元に貴重な贈り物を置くため、昼夜問わず働いた)

An Incomparable Assemblage Of Nature’s Most Delicate Treasures.
(自然の最も繊細な財宝の比類のない集まり)

美術品、文化的遺産以外の収集にも力を注いでいたハイタワー三世。

集められた植物が貴重かつ繊細なものばかりだったからか、事故以前は庭師が昼夜問わず管理していたそうです。

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Do Not Touch(触るな)
Contact With Bloom Will Induce Madness
(花との接触は狂気を誘発するだろう)

麻薬などの類なのでしょうか、触ることで気が狂うそうです。

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Syringa Foetida(シリンガ・フォエチダ)
Do Not Inhale(吸引するな)
Do Not Stand Within 10 feet of Plant
(植物の10フィート以内に立つな)

“Syringa”は“ハシドイ属”(ライラックなど)のこと。

ちなみにライラックの学名は「Syringa vulgaris」

そして“Foetida”はラテン語で“臭い”という意味。

同じ単語が使われる“クサトケイソウ(Passiflora foetida)”は全体にやや悪臭があることで知られていますし、“ロサ・フェティダ(Rosa foetida)”も人が不快を覚える腐敗臭を放つ植物です。

上記から察するに、ここに植えられていた植物はライラックのような見た目をした臭い植物だったのでしょう。

10フィート(3.048メートル)も離れろなんて、よほど臭い植物なのでしょうね・・・。

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“Amazonian Garrote”(アマゾンの絞首刑)
Strangulate Amazonis(アマゾンを窒息させる)
Choking Hazard(窒息の危険)
Do Not Approach(近づくな)

訳通り、近づけば窒息する恐れのある危険な植物。植物の放つ成分が窒息させるのかはわかりませんが、とんでもない植物ですね。

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“Fire Blossom”(火の花)
Flagrate Americanus(アメリカ人の火傷)
I Alone Survived The Expedition
(私は一人遠征を生き延びた)
To Bring This Priceless Specimen To My Garden
(この貴重な標本を私の庭に持っていく)
Harrison Hightower(ハリソン・ハイタワー)

“Flagrare”はラテン語で“火傷”

触れると火傷を起こすのでしょうか、この危険な花を手に入れるために何人かが犠牲になったようです。

そんな花を手入れする庭師も気が気じゃないですね。

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Night-Blooming Blood Orchid(夜に咲く血の蘭)
Gift from a Grateful Asian Potentate(アジアの支配者より謝意を表す贈り物)

文字通り、夜に咲く花。夜に咲く花は白い花が多く、匂いが強いのが一般的だそうですが、“血の蘭”とあるようにおそらくこれは“赤い蘭”と思われます。

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いかがでしたでしょうか。

ホテルハイタワーの庭園には珍しく、危険な植物が沢山植えられていたのですね。

もちろん(設定上)現在は庭師の手から13年も離れたため、現存していません。

庭園に入る機会があっても安全なので、安心して見て回ってくださいね。

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